2025年9月、Pi Networkはセキュリティの強化とエコシステムの多角的な拡大を軸に、Open Mainnet移行後の安定運用に向けた着実な進展を見せました。ウォレットのセキュリティ警告や新機能の導入、KYBパートナーの追加、グローバルイベントへの参加、そしてハッカソンの活況まで、多様な動きがプロジェクトの成熟を象徴します。また、技術的アップデートやコミュニティサービスの変動も、Piが実用的なデジタル資産として成長する過程を映し出しています。本記事では、この1ヶ月間の主要な出来事を時系列で網羅し、Pi NetworkがWeb3のフロンティアをさらに広げている核心を解説します。
過去のまとめはこちらを参考ください
2025年5月Pi Networkまとめ:主な出来事と今後の展望
2025年6月Pi Networkまとめ:AI戦略の幕開けとオープンネットワークの確かな進捗
2025年7月 Pi Networkまとめ:実用化への布石とグローバル展開の加速
2025年8月Pi Networkまとめ:メインネット安定化とコミュニティ活性化の深化
9月7日:Pi Walletのセキュリティ警告、ユーザーの資産保護を強化
Pi Core Teamが、Pi Walletの安全性を強調する「Pi Wallet safety Reminder」をダッシュボードに表示開始。公式URL(https://wallet.pinet.com)とPi Browser内の利用を促し、偽サイトによるパスフレーズ詐欺のリスクを警告しました。この取り組みは、エコシステムの急速な発展期に便乗する詐欺対策として、ユーザー教育と識別術の徹底を呼びかけ、Piの信頼性を高める重要な一手となりました。
Pi Networkの資産を守る!Pi Wallet詐欺対策と安全な利用法を徹底解説
9月14日:日本向け通販「Pi販」が事業終了、ロックアップの影響顕在化
@Pihan_JAPAN運営のPi通貨対応通販サイト「Pi販」が9月15日をもって終了。Pi関連グッズの国内販売でコミュニティを支えてきたサービスですが、Pi価格低迷と2026年12月までのロックアップ期間が運営を圧迫。ユーザーからは惜別の声が上がり、Pi再興時の復活を望むコメントが相次ぎました。この出来事は、Piの実用化に向けた市場環境の課題を浮き彫りにし、長期的なエコシステム構築の必要性を再認識させるものとなりました。
Pi販事業終了:日本Piコミュニティのユニークなショッピング体験に幕
→9月15日に事業継続の投稿がXでされていました。その後の活躍に期待します。
9月19日:新機能「Fast Track KYC」導入、新規ユーザー参加を加速
Pi Networkが、マイニングセッション30回未満のユーザー向けに「Fast Track KYC」を発表。AIを活用した効率化で、早期にメインネットウォレットを有効化し、Pi Apps利用やローカルコマースへの参加を可能にします。ただし、マイニング残高の移行は従来通り30回セッションが必要。この機能は、ユーザーベース拡大とエコシステム活性化を狙い、Piの包括性をさらに高める戦略的アップデートです。
Pi Network新機能「Fast Track KYC」:エコシステム参加の扉を早期に開く
9月22日:Testnet 1でプロトコルV23完了、Open Mainnetの最終技術ステップへ
Pi NetworkがTestnet 1でプロトコルバージョン23(V23)のアップグレードを成功。トランザクション処理とスケーラビリティの向上、スマートコントラクト強化を実現し、Stellarとの同期も確認されました。これはOpen Mainnetの安定化に向けた最終マイルストーンで、数百万人の残高移行準備も進む中、Piの堅牢な基盤構築を象徴する進展です。
Pi Network V23プロトコル完了:Open Mainnet強化の最終ステップ
9月24日:KYBリストにグローバル取引所LBank追加、取引機会拡大
Pi NetworkのKYB(企業認証)リストに、CoinMarketCap12位のLBankが追加。800以上の暗号通貨を扱う取引所で、PI/USDTペアの取引やステーキングをサポートし、流動性向上とセキュリティ強化を促進します。日本ユーザーには利用制限があるものの、グローバルなパートナーシップ深化を示す動きで、エコシステムの正当性を高めました。
Pi Network KYBにLBank追加:グローバル取引の新時代へ
9月28日:韓国ソウルでPi×Sign Protocolミートアップ開催、DID融合の未来を描く
Pi NetworkとSign Protocolがソウルで初の共同ミートアップを開催。分散型ID(DID)とモバイルマイニングのシナジーを議論し、Mass KYCやトークン配布の革新を提案。Binance LabsバックのSignとの連携は、Web3の信頼基盤を強化し、アジア市場拡大の布石となりました。このイベントは、Piのグローバルコミュニティ構築を加速させる歴史的な一歩です。
Pi×Signソウルミートアップ:Web3の信頼と包括性の融合
9月29日:Pi Hackathon 2025中間報告、革新的プロジェクトがエコシステムを彩る
Pi Hackathon 2025の中間報告で、StarMaxのPi決済統合、Stream Piのクリエイタープラットフォーム、Truth WebのAIツールなど、多様なDAppsが紹介されました。決済、コンテンツ、生産性向上のユースケースがPiの日常活用を促進し、エコシステムの実用性を飛躍的に向上させる可能性を示しました。このハッカソンは、開発者コミュニティの活力を象徴します。
Pi Hackathon 2025中間報告:Piエコシステムの多様な未来像
9月30日:TOKEN2049シンガポール2025にゴールドスポンサー参加、グローバル露出を強化
Pi NetworkがTOKEN2049シンガポール2025のゴールドスポンサーとして参加、共同創設者Chengdiao Fan氏の登壇も予定。25,000人以上の参加者向けにブランド認知とパートナーシップを拡大し、上場議論やDApp育成を推進します。この戦略的露出は、Piの国際的信頼性を高め、Open Mainnet後の成長を後押しするものです。
Pi Network、TOKEN2049ゴールドスポンサー参加:ブロックチェーン業界への本格進出
TOKEN2049 SingaporeでPi Network創業者Chengdiao FanがWeb3の未来を革新する道筋を語ります! キーノート「Crypto’s Future: From Liquidity to Utility – Web3 Pathways to Innovation」 時間は日本時間10/1(水) 17時30〜17:45です。
2025年9月の総括
2025年9月は、Pi Networkが「セキュリティとユーザー保護」を基盤に、「エコシステムのグローバル拡大」を加速させた1ヶ月でした。Fast Track KYCやV23アップグレードは新規参加と技術基盤を強化し、LBank追加やTOKEN2049参加は取引・ネットワーキングの機会を広げました。一方、Pi販終了のような課題も浮上しましたが、ハッカソンやミートアップの活況がPiの包括的ビジョンを支えています。すべての要素がOpen Mainnetの成熟に向かい、Piが実用的なWeb3資産として定着する基盤を固める、そんな期待に満ちた月でした。

