2025年5月Pi Networkまとめ:主な出来事と今後の展望

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2025年5月は、Pi Networkにとってエコシステムの拡充、取引所関連の新たな動き、そして将来に向けた重要なビジョンが示されるなど、多岐にわたる発表と進展が見られた注目の1ヶ月でした。この記事では、5月にブログで取り上げられたPi Networkの主要な出来事を分かりやすくまとめ、その概要をお伝えします。

5月6日:エコシステムの芽吹き – 検証済みアプリ「Fruity Pie」登場と将来構想

Pi Networkのエコシステム拡大に向けた具体的な一歩として、Piブラウザ内で初の公式検証済みアプリケーション「Fruity Pie」が公開されました。これはシンプルなパズルゲームで、プレイを通じてPiコインを獲得できる可能性も示唆されています。「検証済み」である点は、ユーザーが安心して利用できる基盤整備の現れです。

さらに、将来的には100の多様なアプリケーションをエコシステム内に構築する計画も改めて示され、Piの実用性向上への期待が高まりました。また、世界中で開催された「Piフェスト」の成功も報告され、Piが実社会で取引される事例が紹介されました。

この時期、コミュニティではPiの創設者ニコラス・コカリス博士とビットコイン創設者サトシ・ナカモトの関連性を憶測する声も一部で見られました。

パイネットワーク最新情報:検証済みゲーム「Fruity Pie」登場!

5月15日:未来への投資 – 「Pi Network Ventures」設立

Pi Networkは、エコシステムの成長を加速させるため、1億ドル規模の支援ファンド「Pi Network Ventures」の設立を発表しました。このファンドは「Pi Foundation」を通じて運営され、Piプラットフォーム上で革新的なアプリやビジネスを開発するチームを資金面(Piトークンおよび米ドル)で支援することを目的としています。

この動きは、Piを「使える通貨」にするための具体的な施策であり、Piのユーティリティ(実用性)向上への本気度が示されました。また、間近に控える「オープンネットワーク」への移行や、創設者ニコラス博士による重要発表の予告もコミュニティの関心を集めました。

Pi Networkに1億ドル規模の追い風!「Pi Network Ventures」始動で何が変わる?未来を徹底解剖

5月17日:創設者が語る未来 – Consensus 2025でのニコラス氏講演

Pi Networkの創設者ニコラス・コッカリス氏が、世界的なカンファレンス「Consensus 2025」に登壇。AI技術が進化する現代において、厳格なKYC(本人確認)プロセスを経た「実在する人間の証明」の重要性を強調しました。

また、AIが生み出す価値を一部に独占させず、多くの人々に公正に分配するというPi Networkの理念や、数千万規模の人間ネットワークが持つ力を訴え、最終的にはユーザーの生活を豊かにする「素晴らしいプロダクト」をエコシステム内に創出することの重要性を説きました。

【ニコラス・コッカリス氏 Consensus 2025講演】Pi Networkが築く「AI時代の信頼の基盤」とは? KYC、価値分配、未来へのビジョン

5月24日:エコシステムと市場の動向 – アプリ追加、機能改善、Krakenの動き

Piメインネットエコシステムインターフェースには、スネークゲームやEコマースアプリなど新たに5つのコミュニティアプリが追加され、Piで出来ることの幅が広がりました。また、アカウントのパスワードを忘れた際にメールアドレスで再設定できる機能が導入され、ユーザーの利便性と安全性が向上しました。

市場関連では、大手暗号資産取引所KrakenでPiの「先物取引」が開始されたというニュースが報じられました。これは現物取引ではないものの、市場認知度の向上や価格発見メカニズムへの影響が注目されます。これらと並行し、PiブラウザをWeb3への入り口と捉える議論や、Coinbaseへの上場可能性もコミュニティで関心を集めました。

Krakenでの新たな動きからWeb3の未来まで!Coinbase上場の噂も深掘り

5月28日:新たな取引ペア – MEXCへのPi/USD1上場

世界的に知られる暗号資産取引所MEXCに、Pi/USD1という新たな取引ペアが上場しました。USD1は、米国の短期国債などで完全に裏付けられているとされるステーブルコインであり、このペアリングはPiの信頼性や流動性向上に繋がる可能性が指摘されています。

USD1の発行元であるWLFI(World Liberty Financial Inc.)とトランプ家関連企業との関連性も一部で噂され、Pi Networkの戦略的ポジショニングに関する憶測も呼びました。

大手取引所MEXCにUSD1ペアで上場!その画期的意義と将来性を徹底解説 – トランプ家関連企業も関与か?

5月30日:コミュニティの期待 – 「2回目のマイグレーション」の可能性浮上

一部ユーザーのPi Networkアプリ内「メインネットチェックリスト」において、項目3のウォレット確認が再度オレンジ色(未確認状態)に戻る現象が報告されました。これを受け、コミュニティでは「2回目のマイグレーション」の準備ではないかという期待と憶測が広がりました。

既に最初のマイグレーションを完了したユーザーにもこの現象が見られたことから、単なる初回設定の繰り返しではない可能性が示唆されましたが、公式な発表はなく、システム上のバグやKYCプロセスとの関連など、様々な見方が出ています。

→翌日には通常通りに戻りました。KYC通過した方は特に操作しなくて良いです。

Pi Network「2回目のマイグレーション」の噂を徹底分析:現状と今後の展望

まとめと今後の展望

2025年5月は、Pi Networkにとって、エコシステム開発の具体的な進展(Pi Network Ventures設立、新アプリ追加、アカウント機能改善)、主要取引所における新たな動き(MEXCへのペア上場、Krakenでの先物取引)、そしてプロジェクトの根幹に関わるビジョンの提示(Consensus 2025での講演)に加え、コミュニティを賑わせる「2回目のマイグレーション」の憶測など、非常に多角的な動きが見られた1ヶ月でした。

これらの出来事は、Pi Networkが「Enclosed Network(閉鎖型メインネット)」期間を経て、より実用的で開かれたエコシステムの構築を目指していることを示しています。今後も、KYCプロセスの進捗、オープンネットワークへの移行時期と具体的な内容、そしてPi Network Venturesやコミュニティ開発者による具体的なアプリケーションの登場に、引き続き大きな注目が集まるでしょう。パイオニアとしては、公式情報を注視し、プロジェクトの長期的な発展を見守ることが重要です。

 

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