2026年2月、Pi Networkは「Open Network」ローンチから1周年を迎え、ネットワークの技術基盤の強化とエコシステムの実用化がかつてないスピードで進んだ1ヶ月となりました。Stella Protocol V25への移行や2FA(二段階認証)の必須化といったセキュリティ強化に加え、「Pi Ad Network」の本格稼働、コミュニティ主導のトークンルール「PiRC」の公開など、Piが「実際に使えるデジタル通貨」として急成長しています。本記事では、この激動の1ヶ月間の主要な出来事を日付ごとに区切り、Pi Networkが着実に次のフェーズへと進んでいる核心を時系列で解説します。
先月はこちらを参考ください
2026年1月Pi Networkまとめ:開発ツール進化とエコシステム拡大の月
2月1日:SCPが基盤進化「Protocol V25」の導入
Pi Networkの基盤技術であるStellar Consensus Protocol (SCP) が「Protocol V25」へアップデートされました。これにより、スマートコントラクト(Soroban)の実装やゼロ知識証明(ZK)プライバシー機能が強化され、Piは単なる決済手段から、高度なプログラムを実行できる「プログラマブルマネー」としての能力を獲得しました。
2月3日:メインネットへの「マッピング」が1,580万人を突破
Piアプリからブロックチェーン上の実体ある資産へと紐付ける「マッピング(移行)」作業がかつてない規模で進行しています。データによると、メインネットへの移行が完了したユーザー数は約1,580万人に達しました。現在は小規模アカウントの移行が優先的にバッチ処理され、ネットワークの分散性を高めています。
2月8日:「Pi Ad Network」本格稼働とKraken上場の噂
開発者と広告主をつなぐ「Pi Ad Network」がついに稼働しました。これにより、アプリ開発者はPiトークンで収益を得ることが可能になり、持続可能なWeb3経済のエンジンが始動しました。また、大手取引所Krakenのロードマップ(Chainsセクション)にPiが追記されたことが確認され、将来的な上場への期待が大きく盛り上がりました。
2月9日:ノードの「v19.6」必須アップグレード開始
Protocol V25への移行に伴い、すべてのMainnetノードに対して「v19.6」への即時アップグレードが要請されました。これは単なる定期メンテナンスではなく、Open Mainnetのフル展開に向けた堅牢なインフラ整備の基礎工事となる重要なアップデートです。
2月12日:「Buy Pi with On-Ramp」の登場
Piウォレット内で法定通貨から直接Piを購入できる可能性を示唆する新機能「Buy Pi with On-Ramp」のUIが確認されました。また、Piのエコシステムを支える「取引ペア・手数料・流動性」という経済的な3つの柱に関する解説がなされ、今後の実用化に向けた議論が活発化しました。
2月13日:新次元の生体認証「パームプリントKYC」開始
KYCプロセスの停滞を解消し、プライバシーを保護するための新たな手段として「パームプリントKYC(手のひら認証)」のベータテストが導入されました。顔認証に代わる機能としてAIによるディープフェイク対策にも優れており、保留ユーザーの承認加速が期待されています。
2月14日:メインネット移行プロセスの再開
システムレベルのセキュリティチェックのために一時的に停止していたメインネットへの移行プロセスが、正式に再開されました。移行は段階的に拡大され、必要なセキュリティチェックと認証を完了したアカウントから順次処理される体制に戻りました。
2月15日:メインネット移行における「2FA」の必須化
移行再開に伴い、Pi Core Teamはユーザーの資産を不正アクセスから保護するため、「信頼できるメールアドレスの検証」と「ウォレットの確認」を組み合わせた独自の『2段階認証(2FA)』を必須条件としました。これを完了しないと移行が保留される仕組みになりました。
2月18日:日本発!歩いてPiがもらえる新アプリ「Pi歩」スタート
日常の「歩く」という行動でPi通貨を稼ぐことができる日本発のアプリ「Pi歩(Pi-ho)」がスタートしました。歩数に応じてスタンプが貯まり、広告視聴を組み合わせることでポイントを獲得し、Piと交換できる画期的な仕組みです。Piの通常マイニングと併用できるツールとして注目されています。ユーザー数が2000人を超え多くの人が参加されているようです。リリース当初からアップデートが行われ、使い勝手が向上されているようです。
2月19日:Open Network 1周年記念と未来への展望
2025年2月20日のOpen Network移行から1周年を記念し、公式から動画と総括が発表されました。この1年で、KYC通過者は1,900万人、メインネット移行者は1,600万人を突破。2026年は公式DEXのローンチやDAOによるガバナンス導入が予定されており、次世代金融インフラへの進化が示されました。
2月22日:コミュニティ主導のトークン設計ルール「PiRC」公開
1周年を節目に、Piエコシステム内で使用される新しいトークンの設計ルールを定めた「PiRC1 (Pi Request for Comment)」が公開されました。実稼働アプリの必須化や流動性プールへの永久ロックなど、詐欺を防ぎ健全な経済圏を築くための革新的な仕組みが提案されています。
2月23日:H5ゲーム基盤「CiDi Games」本格始動
WebブラウザベースのH5ゲームプラットフォーム「CiDi Games」が本格始動のメッセージを発信しました。アプリのインストール不要で即座にプレイできる環境を整え、6,000万人以上のコミュニティに向けて良質なエンターテインメントを提供する準備が整いました。
2月24日:Testnet2向け「Horizon Database」アップグレード
Pi Nodeの主戦場であるTestnet2において、Protocol v19.9への対応と「Horizon Database」の必須アップグレードが実施されました。データ検索と利用の効率化を図るこの更新により、Open Mainnetに向けた開発・テスト環境の精度と安定性がさらに高まりました。
2026年2月の総括
2026年2月は、Pi Networkがオープンネットワーク1周年を祝うと同時に、「インフラの技術的刷新」と「実需アプリの登場」が明確に分かれて進行した、非常に中身の濃い1ヶ月でした。2FAの必須化やパームプリントKYCによるセキュリティの強化、Protocol V25やPiRCの導入は、すべてPiを「実用的なエコシステム」として定着させるための強固な布石です。「Pi歩」や「CiDi Games」のような身近なアプリも誕生し、Pi Networkの描く未来が私たちの日常に確実に近づいていることを証明する月となりました。
昨年以前のまとめはこちらを確認ください
2025年5月Pi Networkまとめ:主な出来事と今後の展望
2025年6月Pi Networkまとめ:AI戦略の幕開けとオープンネットワークの確かな進捗
2025年7月 Pi Networkまとめ:実用化への布石とグローバル展開の加速
2025年8月Pi Networkまとめ:メインネット安定化とコミュニティ活性化の深化
2025年9月Pi Network まとめ:技術的成熟の証明「プロトコルV23」進展と世界へ飛躍する「TOKEN2049」参加でオープンメインネットは最終段階へ
2025年10月 Pi Network記事まとめ 分散化・規制準拠・AI活用でオープンメインネットへ加速

コメント