2025年12月、Pi NetworkはOpen Mainnet移行後のエコシステム成熟を加速させ、「実用性」と「コミュニティ参加」を軸に多様なアップデートを展開しました。AIによるKYC効率化やHackathon受賞アプリの決定、Web3ゲームの拡大など、Piが単なる通貨から「日常に根ざしたWeb3プラットフォーム」へと進化する一方で、米国での訴訟や詐欺の横行といった課題にも直面しています。本記事では、この1ヶ月間の光と影を含めた主要な出来事を時系列で網羅し、Pi Networkの現在地を解説します。
先月はこちらを参考ください
2025年5月Pi Networkまとめ:主な出来事と今後の展望
2025年6月Pi Networkまとめ:AI戦略の幕開けとオープンネットワークの確かな進捗
2025年7月 Pi Networkまとめ:実用化への布石とグローバル展開の加速
2025年8月Pi Networkまとめ:メインネット安定化とコミュニティ活性化の深化
2025年9月Pi Network まとめ:技術的成熟の証明「プロトコルV23」進展と世界へ飛躍する「TOKEN2049」参加でオープンメインネットは最終段階へ
2025年10月 Pi Network記事まとめ 分散化・規制準拠・AI活用でオープンメインネットへ加速
Pi Network 2025年11月まとめ:1億DL突破とDTI登録、MiCA準拠で加速する金融資産化への道

12月3日:マイニングレートが13%上昇
12月のベースマイニングレートが前月比で約13.59%上昇しました。これは参加者減ではなく、トークン供給の調整やエコシステムの持続可能性を保つための戦略的な調整によるものです。公式データに基づき、まだマイニングのチャンスが十分に開かれていることが示されました。
Pi Networkのマイニングレートが上がる理由【2025年12月最新】
12月8日:KYCにAI統合、待ち行列を50%削減へ
Pi Core Teamは、KYC(本人確認)プロセスにAI技術を本格統合しました。これにより検証待ちキューの50%削減を実現し、Tentative KYC状態のユーザー救済とメインネット移行が加速しています。バリデーター報酬についても2026年Q1末までの配布目標が示され、基盤強化が進んでいます。
Pi Network KYCがAI統合で劇的進化!待ち行列50%削減とメインネット移行加速の真実
12月9日:米国で「証券詐欺」訴訟に直面
Pi Networkに対し、米国連邦裁判所で集団訴訟が提起されました。原告側はPiトークンの証券性やメインネット移行の遅延を問題視していますが、Pi側は「ユーティリティトークンである」として反論しています。プロジェクトの透明性が法的に問われる重要な局面を迎えています。
Pi Network、米連邦裁判所で「証券詐欺」訴訟に直面 – その背景と主要な争点
12月11日:Facebook広告等での「偽2FA」詐欺に注意
エコシステムの拡大に伴い、詐欺も巧妙化しています。特に「2FA設定」を装ってパスフレーズを盗むフィッシング詐欺が多発しました。公式機能外でパスフレーズを入力しないよう、改めてセキュリティ意識を高める必要があります。
Pi Networkのパスフレーズ詐欺に注意!偽2FAの手口とあなたのPiウォレットを守る絶対対策
12月15日:Hackathon 2025勝者発表、実用アプリが続々
215を超えるMainnetアプリが提出されたHackathonの結果が発表されました。
- 1位:Blind_Lounge(プライバシー重視のソーシャルアプリ)
- 2位:Starmax(小規模ビジネス向けロイヤリティプログラム)
- 3位:RUN FOR PI(Piを経済に組み込んだランナーゲーム)
これらのアプリは、Piのエンゲージメントと実用性を高める具体的なユースケースを提供しています。
Pi Hackathon 2025受賞アプリ徹底解説!Blind_Lounge、Starmax、Run For Piが示すPi Networkの未来
12月17日:バリデーター報酬「Pi earned coming soon」表示
KYCバリデーターのダッシュボードに「Pi earned coming soon」というメッセージが表示され、話題となりました。これは長年無償で貢献してきたバリデーターへの報酬配布システムが、2026年第1四半期(3〜4月頃)を目標に準備されていることを示唆しています。
Pi NetworkのKYCダッシュボードに衝撃の公式メッセージ!バリデーター報酬システム「Pi earned coming soon」が示す未来とは?
12月21日:Testnet DEX/AMMがアップデート
Testnet上でPi DEXがローンチされ、AMM(自動マーケットメーカー)モデルによる取引が可能になりました。取引手数料の低減(0.0000099 Pi)やUI改善、スマートコントラクトの活性化により、DeFiやNFT開発の基盤が整いつつあります。
Pi Network Testnet DEX/AMMのアップデート内容を徹底解説
12月23日:ホリデーコマースイベント開催
ホリデーシーズンに合わせ、コミュニティコマースイニシアチブが展開されました。125,000超のマーチャント参加が確認され、PiFestチャンネルでの投稿キャンペーンなどを通じて、オンライン・オフライン問わず「Piで買い物をする」という実体験が促進されました。
2025年Pi Networkのホリデーコマースイニシアチブ:コミュニティ参加とラッフル抽選の楽しみ方
2025年12月の総括
2025年12月は、Pi Networkが「エコシステムの成熟」と「法的・セキュリティ課題への対応」という二つの側面を持った月でした。
Hackathonによる実用アプリの登場やAIによるKYC効率化は、プロジェクトが投機を超えた「日常の経済圏」へ移行している確かな証拠です。一方で、訴訟問題や詐欺の増加は、注目度が高まったからこその試練とも言えます。6000万人超のコミュニティを基盤に、これらの課題を乗り越え、2026年に向けてどれだけ実用性を定着させられるかが鍵となるでしょう。


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