2026年6月、Pi Networkは「Pi2Day 2026」に向けて、単なる仮想通貨から「実体経済を伴うWeb3インフラ」へと劇的な進化を遂げる怒涛の1ヶ月となりました。AI開発者を呼び込む「Vibe Coding」キャンペーンや、Pi Launchpadの刷新による開発基盤の強化に始まり、月末にはプロトコルV26への移行、自動マイグレーションの本格稼働、そしてAI資源を共有する「SoloHost」などの革新的な機能が一挙に発表されました。本記事では、Pi2Day直前の特別連載も含め、この1ヶ月間に起きた主要な出来事を時系列で網羅し、Pi Networkがオープンメインネットに向けてどのようなインフラを完成させようとしているのかを解説します。
先月はこちらを参考ください
2026年5月 Pi Networkまとめ:コンセサンス2026登壇とプロトコルv23移行、CiDi Games本格始動で実需経済へ加速
6月7日:AI開発とWeb3を融合させる「Vibe Coding」キャンペーン始動
AIの進化による「Vibe Coding(自然言語でのアプリ開発)」に注目し、Pi App Studioのアップデートを実施。外部で作成したAIアプリを、コピペ用の専用プロンプトだけでPiのSDKや決済、広告ネットワークに数分で統合できる仕組みを提供しました。6,000万人のユーザー基盤を武器に、外部のAI開発者をPiエコシステムに引き込むためのキャンペーンが開始されました。
6月13日:Pi Launchpad刷新と新型テストトークン「SLICE」プロジェクト開始
プロジェクト立ち上げやトークン配布を支援する「Pi Launchpad」の参加フローが大幅に刷新され、直感的でシンプルな操作が可能になりました。これに伴い、新しいシステムを検証し、ユーザーにメカニズムを学習させるための第2弾テストトークン「SLICE」が公開されました。この検証プロジェクトは、本番環境への移行に向けたコミュニティ駆動型の重要なテストとしてPi2Dayまで実施されました。
6月27日〜28日:【Pi2Day直前 特別連載】技術的躍進から実体経済、上場課題まで徹底解説
Pi2Dayに向けて、Pi Networkの現状と今後の考察を深掘りする特別連載(全5回)を公開しました。TPS(トランザクション処理速度)の5.4倍への急上昇やプロトコルV26への超速アップグレード、手動から「自動処理型」へと進化したメインネット移行とKYCの真実を解説。さらに、1億ドルファンドや独自決済網「Open Pay」による実需経済の構築、大手取引所OKXからのガバナンスへの苦言とBinance上場のリアルなタイムラインなど、ポジティブな面から厳しい課題までを多角的に分析しました。
6月28日:【おまけ編】大熱狂のCiDi Games「Pi ELF」最新攻略トレンド
リリースからわずか1週間で8万人を集めたメタバースゲーム「Elf Continent(エルフ大陸)」の最新トレンドを解説。無課金勢が陥りがちな「自力での素材集め」の罠を指摘し、調理やクラフト時間を短縮する「Book Economy(本経済)」への投資や、SP上限を引き上げるスキン装備の重要性など、海外トッププレイヤーの緻密な利益計算に基づく極秘戦略を紹介しました。
6月29日:「Pi2Day 2026」開催!AIと分散型インフラを拡張する3つの新機能発表
恒例の「Pi2Day 2026」が開催され、Piのエコシステムを外部へと広く開放・拡張する画期的な3つの新機能が発表されました。個人のPCでローカルAIを稼働させ42万台のノードを束ねる分散コンピューティング「SoloHost」、外部サービスへのシームレスな認証を実現する「Pi Sign-in」、そして1,800万人のKYC実績を外部企業に提供する「PiVerify」です。これにより、Pi Networkは実世界で機能する包括的なデジタルインフラへの大きな一歩を踏み出しました。
2026年6月の総括
2026年6月は、Pi Networkが長年かけて構築してきた基盤が、ついに「実体経済のインフラ」として機能し始めたことを明確に示す1ヶ月でした。プロトコルV26へのアップデートや自動マイグレーションによる内部インフラの強靭化にとどまらず、AI開発者の取り込み(Vibe Coding)や、外部企業へのKYC提供(PiVerify)、分散コンピューティング(SoloHost)といった、外部世界への「価値の提供」が本格的に始まりました。オープンメインネットへの移行というゴールに向け、Pi Networkが投機的プロジェクトとは一線を画す「本物のWeb3インフラ」として着実に歩みを進めていることが証明された月と言えるでしょう。

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