バイナンス、Piネットワークのリスティングに5000万ドル要求?噂の真相と今後の展望

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仮想通貨界で波紋を広げている噂があります。世界最大の仮想通貨取引所バイナンスが、急成長中のPiネットワークのコインをリストするために5000万ドル(約75億円)もの金額を要求しているというのです。この噂は本当なのでしょうか?そして、もしそうだとしたら、Piネットワークとその支持者たちにどのような影響をもたらすのでしょうか?

Piネットワークの現状と市場ポジション

Piネットワークは2025年2月20日にメインネットを正式に立ち上げ、仮想通貨市場で急速に注目を集めています。2025年3月10日時点では、Piコインの取引価格は約1.39ドル(約209円)まで下落し、前日比約12%の下落を記録しています。それでも時価総額では約129億ドル(約1.94兆円)を維持しており、仮想通貨市場で時価総額12位という地位を確立しています。

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特筆すべきは、Piネットワークがすでに実世界での利用シーンを拡大していることです。フロリダ州のZito Realty LLCではPiコインを不動産取引の支払い手段として受け入れており、これによりPiネットワークは3.43兆ドル規模の米国不動産業界に参入したことになります。さらに、AI16ZHエコシステムとの統合計画も進んでおり、これにより世界中の約20万人のユーザーがPiネットワークに接続される可能性があります。

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また、Piネットワークは3月14日の「Pi Day」に向けて、エコシステム内で約100のアプリケーションを立ち上げる予定であると言われています。これにより、ユーザーはPiコインを取引所で売却するのではなく、実際にエコシステム内で使用できるようになる可能性があり、多くの「パイオニア」(Piネットワークユーザー)が低価格での売却を避け、コインを保持している理由の一つとなっています。

注目すべきは、今後のPiコインの大規模なアンロック(ロック解除)スケジュールです。PiScanのデータによると、今後30日間で合計2億8200万トークン(現在のレートで約3億9093万ドル相当)が市場に流入する予定です。特に3月17日と3月21日には、それぞれ2300万以上のPiコインがアンロックされる予定であり、これにより市場に供給圧力がかかる可能性があります。

バイナンスとPiネットワーク間の対立

急成長を遂げるPiネットワークですが、大きな課題も抱えています。それは主要取引所へのリスティングです。現在、世界最大の取引所であるバイナンスにはまだリストされておらず、このことがPiコミュニティの間で不満を募らせています。

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そんな中、衝撃的な噂が広まりました。バイナンスがPiコインをリストするために5000万ドルという法外な金額を要求しているというのです。この噂は様々なソーシャルメディアで拡散され、多くの仮想通貨インフルエンサーによって取り上げられました。しかし、現時点ではバイナンスもPiネットワークの中核チームも、この噂について公式な声明を出していません。

この5000万ドルという金額は、業界標準と比較しても異常に高額です。通常、大手取引所へのリスティング費用は数百万ドル程度と言われていますが、Piネットワークのような6000万人以上のユーザーを持つプロジェクトに対して、バイナンスがこのような要求をするのは不自然に思えます。ただし、この噂の信憑性は現時点では確認できておらず、慎重に受け止める必要があります。

コミュニティ投票とその結果

2025年2月17日から27日にかけて、バイナンスは自社のBinance Square Officialアカウントを通じて、Piコインのリスティングに関する投票を実施しました。この投票では、23万2,676票の有効投票のうち、88%(20万2,547票)がPiコインのリスティングに賛成し、わずか12%(3万129票)が反対という結果になりました。

バイナンスの投票に参加するためには、最低5ドル相当の資産を保有し、本人確認を完了している必要がありました。多くのPiサポーターはこの条件を満たすために入金や手続きを行い、投票に参加しました。

しかし、バイナンスは投票結果を発表した際、これはあくまで「参考情報」であり、リスティングの決定に直接影響するものではないと明言しました。バイナンスによれば、リスティングの決定プロセスには、プロジェクトの品質、チームの信頼性、市場需要、ユースケース、技術革新、規制遵守など、多くの要素が考慮されるとのことです。3月1日、バイナンスは投票結果を更新しましたが、Piコインのリスティングへのコミットメントは示しませんでした。

Piサポーターによるバイナンスへの反発

投票結果の発表後、多くのPiネットワークサポーターは怒りを表明しました。彼らの多くは、投票結果がリスティングにつながると信じていたためです。この失望感は、バイナンスアプリへの大規模な星1レビュー投稿という形で表れました。

13万5,000人以上のメンバーを持つPiネットワークのFacebookグループでは、「Piネットワークプロジェクトを軽視したバイナンスに星1評価をつけよう」という投稿が広まりました。同様の呼びかけがFacebookやX(旧Twitter)でも拡散され、多くのユーザーが実際に行動に移したと主張しています。

この抗議活動の結果、バイナンスのGoogle Playでの評価は4.9/5から3.8/5に急落し、286万件のレビューが投稿されました。App Storeでも評価は4.8/5から4.2/5に下がり、約1万2,400件の評価が寄せられています。多くの星1レビューでは、「ユーザーをだまして投票のためにお金を入金させた」「Piネットワークプロジェクトを軽視した」などの批判が見られます。

これはPiネットワークサポーターが仮想通貨取引所をターゲットにしたのは初めてではありません。ライバル取引所のBybitも同様の反発に遭い、そのCEOであるBen Zhouが「Piネットワークは潜在的な詐欺である」との警告を発した後、Google Playでの評価が4.7/5から2.8/5に急落しました。

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Piコインの価格予測と将来展望

2025年3月10日時点で1.39ドル前後で取引されているPiコインですが、バイナンスにリストされた場合、その価格はどのように変動するでしょうか?一部のアナリストは、バイナンスのリスティングによってPiの価格が10ドルを超える可能性があると示唆しています。これが実現すれば、Piは時価総額でトップ10の仮想通貨に入る可能性もあります。

様々な分析サイトによる予測では、Piコインが2030年までに約234〜280ドルに達する可能性が示唆されています。より楽観的な予測も存在しますが、多くのアナリストはこの範囲内での成長を予想しています。Piコインがこの高みに達するためには、以下の要因が揃う必要があります:

  • 成功したオープンメインネットの運用
  • バイナンスやその他の主要取引所によるPiコインのリスティング
  • 持続的なコミュニティの関心と取引量
  • 明確な規制姿勢と正当性の確認

しかし、これらの予測は投機的なものであり、実際の価格動向は多くの要因に左右されることを忘れてはなりません。特に新興の仮想通貨プロジェクトの場合、価格の変動は予測不可能な場合が多いです。

プロジェクトの正当性に関する懸念

Piネットワークの急速な成長とコミュニティの熱意にもかかわらず、プロジェクトの正当性に疑問を投げかける声も少なくありません。ブロックチェーンの専門家Anh Bangは、Piネットワークが6年の開発期間を経てメインネットを立ち上げたにもかかわらず、スマートコントラクトやオープンソースコードなど、正統な仮想通貨プロジェクトにとって不可欠な要素をまだリリースしていないと指摘しています。

また、中国では「ピラミッドスキーム」としての非難も浮上しており、バイナンスがこのようなリスクを冒してPiコインをリストするかどうかは疑問視されています。BybitのCEO、Ben Zhouが「Piネットワークは潜在的な詐欺である」と警告したことも、プロジェクトの信頼性に影響を与えている可能性があります。

一方、Piネットワークの支持者たちは、プロジェクトが長期的なビジョンを持ち、持続可能なエコシステムの構築に焦点を当てていると主張しています。彼らによれば、Piは単なる投機的な暗号資産ではなく、実用的な決済手段として機能することを目指しているとのことです。

「従来の仮想通貨は取引所での売買という一つの目的しか持っていません。かつてウォーレン・バフェットは『世界中の仮想通貨をすべて与えられても、それで何をすればいいのかわからない』と言いましたが、Piネットワークの100のアプリケーションエコシステムが完全に導入されれば、この見解は通用しなくなるかもしれません」

まとめ:今後の展開に注目

バイナンスがPiネットワークに5000万ドルの上場料を要求したという噂は、現時点では確認されていません。しかし、この噂が事実であるかどうかにかかわらず、Piネットワークとそのコミュニティ、そして大手取引所との間の緊張関係は明らかです。

バイナンスでの投票では圧倒的多数がPiコインのリスティングを支持したにもかかわらず、実際のリスティングが実現するかどうかは依然として不透明です。バイナンスは包括的なデューデリジェンスプロセスを重視しており、単なる人気投票だけでは決定されないことを明確にしています。

この状況は、急速に進化する仮想通貨市場における新興プロジェクトと既存の大手プラットフォームとの複雑な関係を浮き彫りにしています。仮想通貨投資家としては、噂や過度な期待に左右されず、公式発表や具体的な技術的進展に基づいて判断することが重要です。

Piネットワークとバイナンスの動向は今後も注目されるでしょう。特に、Piネットワークが技術的な課題をどのように解決し、プロジェクトの信頼性を高めていくか、そしてバイナンスがこの人気プロジェクトにどのように対応していくかは、仮想通貨市場全体にとっても重要な指標となるでしょう。

3月14日の「Pi Day」に予定されている100のアプリケーション発表も、プロジェクトの今後の方向性を示す重要なイベントとなるでしょう。また、3月17日と21日に予定されている大規模なトークンアンロックがPiコインの価格にどのような影響を与えるかも注目ポイントの一つです。Piネットワークが目指す「実用的な決済手段」としての未来が実現するのか、それとも批判的な声に沈むのか、今後の展開に引き続き注目していく必要があります。

お知らせ

Pi Networkは、ブロックチェーン技術を活用した仮想通貨プロジェクトで、ユーザーがスマートフォンを使ってPiというコインを採掘できるように設計されています。このプロジェクトの目的は、仮想通貨の普及を促進することです。

このプロジェクトは、2019年にスタンフォード大学の博士課程の学生たちによって立ち上げられました。Pi Networkは、ユーザーがアプリを起動し、毎日一回ボタンを押すだけでPiコインを採掘できる、というシンプルでエコフレンドリーな方法を提供しています。

Pi Networkの特徴の一つは、ユーザーが自分のネットワークを拡大することで採掘速度を上げることができる点です。さらに、Pi NetworkはユーザーがPiのプラットフォーム上でウェブアプリケーションを作成したり、利用したりできるようにすることで、Piコインの価値を高めることを目指しています。

現在、Pi Networkはメインネットの立ち上げに向けて開発を進めています。Pi Networkに参加するためには、モバイルアプリをダウンロードし、招待コードを入力する必要があります。Pi Networkは、仮想通貨の未来を切り開くための革新的なプロジェクトと言えるでしょう。

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